Sentinel node navigation surgery
乳癌におけるセンチネルリンパ節生検と腋窩郭清
上田 重人
1
,
重川 崇
,
佐伯 俊昭
1埼玉医大国際医療センター 乳腺腫瘍科
キーワード:
腋窩
,
感度と特異度
,
抗腫瘍剤
,
リンパ行性転移
,
乳房腫瘍
,
治療成績
,
センチネルリンパ節生検
,
ネオアジュバント療法
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Axilla
,
Breast Neoplasms
,
Lymphatic Metastasis
,
Sensitivity and Specificity
,
Treatment Outcome
,
Sentinel Lymph Node Biopsy
,
Neoadjuvant Therapy
pp.365-370
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014127366
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腋窩リンパ節転移を伴わない乳癌患者に対して,センチネルリンパ節生検が標準術式として施行されている.センチネルリンパ節生検により転移が認められない場合,腋窩郭清を省略するため,腋窩郭清と比較してリンパ浮腫などの長期後遺症がきわめて少ない一方,偽陰性による局所再発率は1~3%程度認められる.また近年の大規模臨床試験の結果では,転移が最小限の場合,全身治療や放射線療法が加わっていれば,腋窩郭清をした場合と予後に差がないとする報告もあり,腋窩郭清の省略の適応はさらに広がる可能性がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2014