発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006286929
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センチネルリンパ節(SLN)生検によりリンパ節転移を正確に評価でき,リンパ節郭清を省略できれば,出血,腋窩の浸出液貯留,上腕の知覚障害,上肢のリンパ浮腫,上肢の運動障害などの合併症が予防できる.SLN生検で重要なことは,偽陰性率を低く保つ外科手技的と病理学的方法を確立することである.SLN生検による転移の有無とその後の腋窩郭清の有無が予後にどのように影響するのかは不明な点がある.臨床試験で腋窩リンパ節郭清と比較し,有用性と安全性を確認することが必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2006