外科領域のpros and cons
閉経前,腋窩リンパ節転移陽性,luminal A乳癌の治療 術前薬物療法
佐治 重衡
1
,
木村 礼子
1福島県立医科大学 腫瘍内科学
キーワード:
腋窩
,
抗腫瘍剤
,
リンパ行性転移
,
乳房腫瘍
,
ホルモン性抗腫瘍剤
,
治療成績
,
閉経前
,
ネオアジュバント療法
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Axilla
,
Breast Neoplasms
,
Lymphatic Metastasis
,
Treatment Outcome
,
Premenopause
,
Antineoplastic Agents, Hormonal
,
Neoadjuvant Therapy
pp.1550-1553
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015031165
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手術可能早期乳癌に対する治療戦略は多岐にわたり,外科手術,放射線治療,薬物療法など多くのmodalityを利用する.これらのmodalityは相互的に影響を及ぼしながら全体の治療を形成しており,特に術前薬物療法は術式・薬剤選択,そして閉経前患者への早期からのホルモン環境を変化させる治療的介入として役割が大きい.本稿では,腋窩リンパ節転移陽性luminal A閉経前乳癌患者を想定し,術前薬物療法を実施する立場に立ってその意義を概説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2014