リンパ節転移と郭清-癌腫別の意義
頭頸部癌におけるリンパ節転移と郭清の意義
三谷 浩樹
1
1がん研究会有明病院 頭頸科
キーワード:
咽頭
,
抗腫瘍剤
,
MRI
,
縦隔
,
リンパ行性転移
,
X線CT
,
頭頸部腫瘍
,
発生率
,
分類
,
リンパ節
,
リンパ節郭清
,
放射線化学療法
,
気管傍リンパ節
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Classification
,
Head and Neck Neoplasms
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Mediastinum
,
Lymph Node Excision
,
Lymph Nodes
,
Lymphatic Metastasis
,
Pharynx
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Incidence
,
Chemoradiotherapy
pp.700-707
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013227285
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頭頸部癌の治療は,(1)手術,(2)放射線治療,(3)化学療法が基本であるが,リンパ節転移の化学療法単独での根治は望めないのが通例である.したがって,リンパ節転移の根治治療は手術か放射線治療となるが,原発部位により選択が異なっている.これは放射線感受性が原発部位で相違するからである.咽頭を例にすれば,選択される治療法は上→中→下咽頭の順に放射線→手術の順になっている.本稿では頭頸部リンパ節転移に対する考え方と頸部郭清について,臨床例に即して説明する.
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