消化器癌術後フォローアップ
胆道癌術後フォローアップ
金本 秀行
1
,
上坂 克彦
,
杉浦 禎一
,
岡村 行泰
,
伊藤 貴明
,
栗原 唯生
,
蘆田 良
,
絹笠 祐介
,
坂東 悦郎
,
寺島 雅典
1静岡県立静岡がんセンター
キーワード:
Carcinoembryonic Antigen
,
MRI
,
術後合併症
,
術後管理
,
腫瘍再発
,
胆道腫瘍
,
瘻孔
,
CA-19-9抗原
,
経皮経肝胆道ドレナージ
,
胆管切除術
,
腹部CT
Keyword:
Biliary Tract Neoplasms
,
Carcinoembryonic Antigen
,
Fistula
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Postoperative Care
,
Postoperative Complications
,
CA-19-9 Antigen
pp.1071-1076
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013323734
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胆道癌術後のフォローアップの主眼は,(1)癌の再発のチェック,(2)胆管炎などの術後の中長期に発生する合併症の対応に集約される.癌の再発チェックは,肝転移や腹膜播種のみならず,局所再発・胆管断端再発・経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD)瘻孔再発といった胆管癌に特徴的な再発にも留意が必要である.また,術後胆管炎は急性閉塞性化膿性胆管炎を併発し致命的になることがあるので,患者・家族には高熱時の対応について,十分に注意事項を説明しておく必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2013