発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005268581
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肝細胞癌破裂は予後不良疾患であり,腹腔内出血と急性肝不全に対する初期治療とともに腫瘍に対する治療が必要である.初期治療においては救急疾患としての迅速な診断とともに全身管理が必要となる.止血法は,interventional radiologyの進歩した現在,肝動脈塞栓術が第一選択となる.止血成功例においては,適切な腫瘍の進展度診断とともに肝予備能を考慮した2期的根治手術を施行することによって非破裂肝細胞癌と同等の予後の改善が見込まれる
©Nankodo Co., Ltd., 2005