大腸癌肝転移up to date
大腸癌肝転移に対する全身化学療法の進歩
山田 透子
1
,
原 浩樹
,
大木 暁
,
吉井 貴子
,
朝山 雅子
,
山口 研成
1埼玉県立がんセンター 消化器内科
キーワード:
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
腫瘍多剤併用療法
,
大腸腫瘍
,
アジュバント化学療法
,
ネオアジュバント療法
,
Cetuximab
,
Panitumumab
,
Regorafenib
,
IFL Protocol
,
FOLFOX Protocol
,
XELOX Protocol
Keyword:
Cetuximab
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Hepatectomy
,
Liver Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Neoadjuvant Therapy
,
Folfox Protocol
,
IFL Protocol
,
Panitumumab
,
XELOX
,
Regorafenib
pp.818-821
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013320654
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肝転移を有する大腸癌に対しての治療戦略にはさまざまな議論があり,いまだ結論は定まっていない.肝切除の適応は以前と比べ拡大してきているが,この流れは全身化学療法の進歩によりさらに加速すると思われる.一方,切除不能な肝転移を有する大腸癌においても,分子標的薬の登場を含め全身化学療法の進歩により,現在では全生存期間(OS)中央値が24ヵ月を超えるデータも報告されるようになった.本稿では,切除可能肝転移を有する大腸癌に対しての術前・術後補助化学療法および切除不能肝転移を有する大腸癌に対しての全身化学療法について,レジメンの背景を含め概説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2013