リンパ節転移と郭清-癌腫別の意義
肝胆膵領域におけるリンパ節転移と郭清の意義
浅野 賢道
1
,
平野 聡
,
中村 透
,
中西 喜嗣
,
海老原 裕磨
,
倉島 庸
,
加藤 健太郎
,
松本 譲
,
土川 貴裕
,
田中 栄一
,
七戸 俊明
1北海道大学 消化器外科学分野II
キーワード:
肝臓腫瘍
,
リンパ行性転移
,
術前診断
,
膵臓腫瘍
,
胆道腫瘍
,
リンパ節郭清
,
超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引法
,
腹部CT
Keyword:
Biliary Tract Neoplasms
,
Liver Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Pancreatic Neoplasms
,
Endoscopic Ultrasound-Guided Fine Needle Aspiration
pp.731-737
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013227290
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リンパ節転移は,肝胆膵領域の悪性腫瘍にとってもっとも強力な予後不良因子の一つである.リンパ節転移の有無のみではなくlymph node ratioなどのlymph node statusやリンパ節微小転移に関する検討が広く行われることにより,これまでの病期分類とは異なるより詳細な予後予測が可能となりつつある.今後,さらにより高いエビデンスレベルの検討を重ね,新たなリンパ節転移診断・治療体系の構築が期待される.
©Nankodo Co., Ltd., 2013