リンパ節転移と郭清-癌腫別の意義
泌尿器科癌におけるリンパ節転移と郭清の意義
河原 貴史
1
,
藤元 博行
1国立がん研究センター中央病院 泌尿器・後腹膜腫瘍科
キーワード:
精巣腫瘍
,
抗腫瘍剤
,
リンパ行性転移
,
精巣摘出術
,
腎臓腫瘍
,
前立腺腫瘍
,
発生率
,
泌尿生殖器腫瘍
,
膀胱腫瘍
,
予後
,
リンパ節郭清
,
ネオアジュバント療法
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Urinary Bladder Neoplasms
,
Kidney Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Orchiectomy
,
Prostatic Neoplasms
,
Prognosis
,
Urogenital Neoplasms
,
Testicular Neoplasms
,
Incidence
,
Neoadjuvant Therapy
pp.738-743
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013227291
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リンパ節転移を有する病態の一部は,リンパ節郭清単独あるいは集学的治療でも制御不能であり,泌尿器領域でこのような病態におけるリンパ節郭清の意義が確立されているのは,進行精巣腫瘍における化学療法後のリンパ節郭清のみである.泌尿器科癌のリンパ節郭清に対する結論が出ない理由としていくつか考えられるが,精巣腫瘍,腎癌,膀胱癌,前立腺癌についてそれぞれの疾患の特徴などふまえつつ,本邦の診療ガイドラインを中心に概説する.
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