発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003308826
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痔核,痔瘻,裂肛を中心に肛門疾患における診療の現況について述べた.現在,肛門疾患の病態の認識に変化がみれら,治療法に新しい試みがなされている.従来の治療法以外に痔核には,脱出に適応の注射療法,内視鏡的ゴム輪結紮療法,circular staplerを用いた手術(PPH),コンピュータ制御の器械で痔核を切除閉鎖する方法(LigaSure),ICG併用の半導体レーザー療法が試みられ,裂肛には薬物で内括約筋を弛緩させ治そうとする試み,痔瘻にはseton法や軽度の侵襲があっても根治性を高めた括約筋温存術式の試みなどがみられる
©Nankodo Co., Ltd., 2003