肛門疾患治療の裏技、秘伝、奥義
診察法 肛門疾患の診察の方法と留意点
松田 保秀
1
,
浅野 道雄
1松田病院
キーワード:
肛門疾患
,
肛門腫瘍
,
痔核
,
触診
,
直腸脱
,
病歴聴取
,
裂肛
,
直腸瘤
,
視診
,
痔瘻
,
肛門鏡
,
直腸肛門周囲膿瘍
,
砕石位
,
側臥位
Keyword:
Anus Neoplasms
,
Anus Diseases
,
Fissure in Ano
,
Hemorrhoids
,
Medical History Taking
,
Palpation
,
Rectal Fistula
,
Rectal Prolapse
,
Rectocele
pp.913-918
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011328972
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肛門疾患の大半は、特別な検査を行わなくても、適切な問診や触診などにより正確に診断できるので、正しい知識をもって診療に臨む必要がある。また肛門部は、患者の羞恥心の高い部位であるため、患者の心理にも十分留意しなければならない。なかにはCrohn病のように、肛門疾患から全身疾患の発見につながる疾患もあるため、少ない情報による先入観にとらわれず、肛門関連疾患の総合的な知識をもって診療にあたることが求められている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011