消化器癌に対するneo-adjuvant therapyの最新情報
頸部食道癌に対する機能温存目的のneo-adjuvant therapy
猪瀬 崇徳
1
,
宮崎 達也
,
酒井 真
,
小澤 大悟
,
鈴木 茂正
,
田中 成岳
,
横堀 武彦
,
宗田 真
,
桑野 博行
1群馬大学 大学院病態総合外科学
キーワード:
喉頭
,
嗄声
,
術後合併症
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
治療成績
,
ネオアジュバント療法
,
放射線化学療法
,
臓器温存療法
,
気道内誤嚥
Keyword:
Esophageal Neoplasms
,
Hoarseness
,
Larynx
,
Postoperative Complications
,
Treatment Outcome
,
Esophagectomy
,
Neoadjuvant Therapy
,
Respiratory Aspiration
,
Organ Sparing Treatments
,
Chemoradiotherapy
pp.921-925
発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012364664
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術前化学放射線療法の進歩は、頸部食道癌における喉頭温存可能例の増加をもたらしている。頸部食道癌治療において、根治性を損なわず、なおかつ発声や嚥下といった喉頭機能を温存するということは大きな課題であり、治療適応の慎重な検討と選択、複雑な解剖を正確に理解することと、確実な手技が必要である。本稿では、頸部食道癌に対する機能温存目的のneo-adjuvant therapyとそれに続く手術療法について概説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012