必読イレウスの診断から治療まで
機械的イレウス 複雑性または絞扼性イレウス ヘルニア嵌頓
佐藤 宏彦
1
,
島田 光生
,
栗田 信浩
,
岩田 貴
,
西岡 将規
,
森本 慎也
,
吉川 幸造
,
宮谷 知彦
,
後藤 正和
,
柏原 秀也
,
高須 千絵
1徳島大学 消化器・移植外科
キーワード:
術前管理
,
鼠径ヘルニア
,
大腿ヘルニア
,
腸閉塞
,
閉鎖孔ヘルニア
,
重症度指標
,
嵌頓
,
緊急手術
,
小腸切除
,
腹部ヘルニア
Keyword:
Hernia, Femoral
,
Hernia, Inguinal
,
Hernia, Obturator
,
Intestinal Obstruction
,
Preoperative Care
,
Severity of Illness Index
,
Hernia, Abdominal
pp.273-278
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012149346
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ヘルニア嵌頓患者は緊急手術を要する場合が多く、イレウスや腹膜炎症状の有無をチェックし、発症後の時間経過、局所の炎症所見も含めた総合的な診断が必要である。本稿ではヘルニア嵌頓の定義、病態生理、画像診断、治療方針、周術期管理ならびに日常診療で遭遇する機会の多い代表的な外ヘルニアの特徴、ヘルニア嵌頓手術のタイミング、ポイント、術式の選択に焦点を絞り解説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012