特集 非腫瘍性消化管疾患の画像診断 −beyond barium study and endoscopy−
腸回転異常と消化管ヘルニア
井上 明星
1
,
大田 信一
,
古川 顕
,
山本 麻子
,
古市 健治
,
山崎 道夫
,
新田 哲久
,
村田 喜代史
1滋賀医科大学 放射線医学講座
キーワード:
結腸間膜
,
十二指腸疾患
,
鼠径ヘルニア
,
器官形成
,
大腿ヘルニア
,
盲腸疾患
,
腸回転異常
,
腹部ヘルニア
,
大網ヘルニア
,
中腸
,
腸間膜ヘルニア
,
腹部CT
,
網嚢ヘルニア
,
中腸軸捻
Keyword:
Cecal Diseases
,
Duodenal Diseases
,
Hernia, Femoral
,
Hernia, Inguinal
,
Mesocolon
,
Organogenesis
,
Hernia, Abdominal
,
Volvulus Of Midgut
pp.980-994
発行日 2016年8月25日
Published Date 2016/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2016375831
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CTは消化管や腸間膜,その他の腹部臓器の全体像を俯瞰することができ,多くの腹部疾患の診断に有用である.特に,腸回転異常や消化管ヘルニアのように臓器の位置異常を伴う疾患の診断に役立つ.腸回転異常では,十二指腸水平脚および盲腸の位置の確認が肝要であり,消化管ヘルニアにおいては,正常構造とヘルニア門との位置関係を正確に同定する必要がある.
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