進行肝細胞癌に対する治療戦略(集学的治療を含めて) 総論および最新の内科的治療
進行肝細胞癌とは? 世界の肝癌ステージングと治療アルゴリズムの現況と疫学について
松島 肇
1
,
曽山 明彦
,
江口 晋
1長崎大学 移植・消化器外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
肝臓移植
,
肝機能検査
,
腫瘍進行度
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
Keyword:
Algorithms
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Liver Function Tests
,
Neoplasm Staging
,
Liver Transplantation
,
Practice Guidelines as Topic
pp.101-105
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017116834
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肝細胞癌は,腫瘍の進行度に応じた適切な集学的治療が求められる.肝細胞癌の予後や治療方針選択には,ほかの癌腫と異なり腫瘍の進行度のみならず肝予備能が関与するが,世界で共通した予後予測のためのステージングや治療アルゴリズムはいまだ確立されていない.本稿では日本肝臓学会の提唱する肝癌診療ガイドラインを中心に,海外における治療アルゴリズム,ステージングシステムの現況を概説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2017