手術助手にはこうしてほしい
消化管領域 食道亜全摘術 どのようにしてよい「場」をつくるか手術の流れと空間の理解
梶山 美明
1
,
岩沼 佳見
,
富田 夏実
,
諌山 冬実
,
天野 高行
,
大内 一智
1順天堂大学 上部消化管外科学
キーワード:
胃腫瘍
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
リンパ節郭清
Keyword:
Esophageal Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Stomach Neoplasms
,
Esophagectomy
pp.26-30
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012100119
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すべての手術に共通して助手に求められることは、よい術野(手術の「場」)を提供することである。術野は三次元的な空間であることを理解し、広い視野をもって術者の手のわずかな動きから手術の先読みを行うことが肝要である。食道癌手術の術野はほかの手術に比べて非常に狭いため、助手の役割は非常に重要である。吸引管を駆使したり気管をローテーションさせたりして、良好な手術空間をつくらなければならない。
©Nankodo Co., Ltd., 2012