移植医療の新展開
臓器移植法改正による新展開 移植内科医の役割
山敷 宣代
1
,
菅原 寧彦
,
小池 和彦
,
國土 典宏
1東京大学 臓器移植医療部
キーワード:
医師の役割
,
肝臓移植
,
術後管理
,
脳死
,
リビングドナー
,
専門医制度
Keyword:
Brain Death
,
Postoperative Care
,
Physician's Role
,
Liver Transplantation
,
Living Donors
pp.1155-1159
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012040597
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臓器移植法改正に伴い、国内での脳死臓器移植件数の増加が期待される。治療手段としての移植手術を患者にオプション提示するなど、内科医にも移植医療が身近なものとなりつつあるが、移植医療にかかわる移植内科医の認知度は低い。移植内科医は、移植手術適応の評価や術前のマネジメント、そして術後の診療にいたるまで長期にわたり継続診療を行う。移植チームの主要なメンバーである。本稿では主に移植肝臓内科医について例をあげながら、移植内科医の役割を述べる。
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