門脈と脾臓のup date
門脈 生体肝移植と門脈圧亢進症
曽山 明彦
1
,
江口 晋
,
兼松 隆之
1長崎大学 移植・消化器外科
キーワード:
肝硬変
,
Budd-Chiari症候群
,
肝臓移植
,
門脈
,
門脈圧亢進症
,
リビングドナー
,
門脈閉塞症
Keyword:
Budd-Chiari Syndrome
,
Hypertension, Portal
,
Liver Cirrhosis
,
Portal Vein
,
Liver Transplantation
,
Living Donors
pp.52-56
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010069045
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門脈圧亢進症に対する肝移植の良好な成績が報告されてきた。肝移植後、種々の原因疾患で亢進していた門脈圧はグラフト肝の高いコンプライアンスにより低下する。本邦における肝移植はそのほとんどが、生体部分肝移植であるが、部分肝ゆえに生じる過小グラフトでは、門脈圧の低下が十分に得られない場合もある。本稿では、わが国における門脈圧亢進症に対する生体肝移植の現状、技術的側面について、自験例も紹介しながら文献的考察をまとめた。
©Nankodo Co., Ltd., 2010