発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006133245
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末期肝硬変患者では,意外と多くの症例(5~12%)で脾腎シャントを認める.このシャントが巨大化し門脈血流が十分得られない場合や門脈血栓が存在する場合は,しばしば従来の門脈再建では移植肝への門脈血流が確保されないため問題となることがある.ここでは,巨大な脾腎シャントが存在する場合の対処法や手技的工夫について当科での経験を踏まえて解説する
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