発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006133252
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肝静脈の吻合の要点は大開口,低緊張である.われわれは,拡大右葉グラフト中肝静脈再建において,静脈グラフト間置,中肝静脈直接吻合,静脈パッチ法,右・中肝静脈一穴形成を行ってきた.現在の方法は, 1)中肝静脈の首が十分長くなるようにドナー肝切離, 2)右および中肝静脈をバックテーブルで一穴に形成し,レシピエントの門脈左右分岐部を用いたパッチを肝静脈周囲に縫着し大口径のグラフト側吻合口を形成, 3)レシピエント側も右肝静脈孔を大きく形成し端側吻合する.この方法で良好な結果を得ているので報告する
©Nankodo Co., Ltd., 2006