知っておくべき消化器手術の再建法
肝外胆道切除術後の胆道再建法
中川 圭
1
,
吉田 寛
,
海野 倫明
1東北大学 消化器外科
キーワード:
総胆管造瘻術
,
Roux-en-Y吻合術
,
胆管切除術
,
胆道再建術
,
腸吻合術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Choledochostomy
pp.845-849
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009274468
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胆管空腸吻合をはじめとする胆道再建術は消化器外科の重要な基本的手技の一つであるが、細径の吻合で操作部が深いなどの特徴がありいくつかの留意点がある。吻合部狭窄を防ぐために胆管周囲の結合組織をいたずらに剥離してはならない。また結紮前に多数の吻合糸をかける必要があり、スーチャーホルダーなどを利用し糸をさばくとよい。術中手技に留意するのみならず、病態に即して再建法の選択や手術療法以外のアプローチを検討すべきである。
©Nankodo Co., Ltd., 2009