消化器外科領域におけるoncologic emergency
大腸癌 骨盤内再発腫瘍からの出血に対する動脈塞栓術
亀井 誠二
1
,
萩原 真清
,
石口 恒男
1愛知医科大学 放射線科
キーワード:
カテーテル法
,
腫瘍再発
,
消化管出血
,
塞栓術
,
直腸腫瘍
,
骨盤内腫瘍
,
治療成績
Keyword:
Catheterization
,
Embolization, Therapeutic
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Pelvic Neoplasms
,
Rectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
pp.721-725
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009246572
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直腸癌をはじめとする骨盤内再発腫瘍からの出血は保存的治療や内視鏡的治療でコントロール困難なことが多く、難治性で生活の質(QOL)を著しく低下させる。このような症例に対してわれわれは選択的に動脈塞栓術を行ってきた。奏効率は約60%で、複数回の治療を要する場合もあるが、長期コントロールが可能な症例もみられた。重篤な合併症はみられず、難治性出血に対する有用な治療法と考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009