外科における先進医療と高度医療
腹腔鏡下直腸固定術
吉岡 和彦
1
,
徳原 克治
,
岩本 慈能
,
中根 恭司
,
權 雅憲
1関西医科大学附属枚方病院 外科
キーワード:
直腸脱
,
腹腔鏡法
,
治療成績
,
直腸固定術
,
トロカール
Keyword:
Laparoscopy
,
Surgical Instruments
,
Rectal Prolapse
,
Treatment Outcome
pp.619-623
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009200643
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直腸脱は患者にとって身体的、精神的に大きな負担となる。われわれは2005年10月から腹腔鏡下直腸固定術を開始し、2007年10月31日付けで先進医療の認可を得て行ってきた。手術は砕石位で、十分な直腸の授動を行いヘルニアステイプラーで直腸間膜を岬角の骨膜に固定する。現在まで24例の手術を行い、1例の再発を認めている。小開腹も必要としないこの手技は低侵襲で理論上は再発の少ない手術であり、早期に保険適用となることが望まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009