外科における先進医療と高度医療
早期胃癌に対する腹腔鏡下センチネルリンパ節検索
大井 正貴
1
,
毛利 靖彦
,
廣 純一郎
,
小林 美奈子
,
登内 仁
,
楠 正人
1三重大学 消化管・小児外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
腹腔鏡法
,
治療成績
,
センチネルリンパ節生検
,
センチネルリンパ節ナビゲーション手術
Keyword:
Gastrectomy
,
Laparoscopy
,
Stomach Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Sentinel Lymph Node Biopsy
pp.614-618
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009200642
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早期胃癌に対する外科治療は根治手術を損なうことなく、生活の質(QOL)の向上をめざした縮小手術にその関心は移りつつある。縮小手術には、胃の切除範囲の縮小とリンパ節の郭清範囲の縮小があるが、いずれにしてもリンパ節郭清の縮小をどれだけ適正にとどめることができるかということが課題で、その安全性と方法の確立が今後さらなる縮小手術の普及に必要不可欠と考えられる。これを実現できる方法として、当科では腹腔鏡下sentinel lymph node navigation surgery(SNNS)を2005年度より高度先進医療として新規認定され、実施してきている。その概要と成績について述べる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009