発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009138546
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カテーテル異常位置11例を対象に生理食塩水急速静注により位置修正を行い、その効果を検討した。11例中8例が成功し、合併症は認めなかった。失敗例は3例で、いずれもカテーテル先端が内頸静脈に迷入している症例であった。また、3例で引き抜き操作を要し、そのうち2例は成功した。本法は特殊な器具や、熟練の技術を必要とせず、重症患者への余計な侵襲や、医療経済の面からも有効な手法と考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2009