急性腹症の診断と治療
胃・小腸・大腸 潰瘍性大腸炎急性増悪
篠崎 大
1
1東京大学医科学研究所附属病院 外科
キーワード:
回腸造瘻術
,
巨大結腸-中毒性
,
結腸切除
,
消化管出血
,
人工肛門造設術
,
大腸炎-潰瘍性
,
腸穿孔
,
回腸嚢肛門吻合術
,
重症度指標
,
診療ガイドライン
,
病勢悪化
Keyword:
Colectomy
,
Colitis, Ulcerative
,
Ileostomy
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Intestinal Perforation
,
Megacolon, Toxic
,
Severity of Illness Index
,
Practice Guidelines as Topic
,
Proctocolectomy, Restorative
,
Disease Progression
pp.258-262
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009128814
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近年、潰瘍性大腸炎の治療はめざましい進歩をとげているが、手術になる症例は依然として多い。重症潰瘍性大腸炎の手術適応は大きく分けて内科治療抵抗性、大出血、穿孔、中毒性巨大結腸症などに分類される。術後経過を良好にするためには、より早期に手術に踏み切ることが肝要であり、病態に適合したタイミングと術式が要求される。リスクの大きい症例、病態が複雑な症例は可能であれば専門医に委ねるべきである。
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