日常しばしば遭遇する非上皮性腫瘍
消化器系以外の臓器原発の非上皮性腫瘍 診断と最近の治療戦略 脂肪肉腫
貝崎 亮二
1
,
天野 良亮
,
山田 靖哉
,
平川 弘聖
1大阪市立大学 大学院腫瘍外科
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
MRI
,
脂肪肉腫
,
超音波診断
,
X線CT
,
後腹膜腫瘍
,
放射線療法
,
CYVADIC Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Liposarcoma
,
Radiotherapy
,
Retroperitoneal Neoplasms
,
Ultrasonography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
CYVADIC Protocol
pp.1186-1190
発行日 2008年11月1日
Published Date 2008/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008377206
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後腹膜原発の脂肪肉腫は、しばしば経験する非上皮性腫瘍である。診断はCTがもっとも有用であり、治療の第一選択は外科的切除であり、化学療法および放射線療法の有効性は確立されていない。切除後も再発・転移が多く、組織型によりその頻度は大きく異なり、予後に差を認める。現在のところ外科的切除以外に、根治を望める治療法がないため、取り残しのないように周辺臓器を含めた積極的な外科切除が重要であると考える。
©Nankodo Co., Ltd., 2008