発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008366262
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2001年10月~2007年4月に著者らが手術を行った原発性乳癌症例中浸潤癌262例を対象にトリプルネガティブ(TN)症例37例と非TN症例225例に分け、背景因子や病理学的因子、無再発生存期間(DFS)、全生存期間(OS)を比較検討した。その結果、TN症例は非TN症例と比べ、充実腺管癌およびKi67 LIが陽性が有意に多かった。また、TN症例は非TN症例と比べ、DFS、OSがともに低く、予後不良であった。尚、単変量解析の結果、TN症例の予後因子はリンパ節転移、T因子であることが確認された。
©Nankodo Co., Ltd., 2008