乳癌治療の最前線
乳癌診療において病理診断はなぜ必要か
秋山 太
1
1癌研究会癌研究所 病理部
キーワード:
腺癌-硬性
,
腫瘍侵入性
,
鑑別診断
,
線維腺腫
,
乳房腫瘍
,
臨床病理学
,
管癌
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Adenocarcinoma, Scirrhous
,
Diagnosis, Differential
,
Neoplasm Invasiveness
,
Pathology, Clinical
,
Fibroadenoma
,
Carcinoma, Ductal
pp.1219-1222
発行日 2009年11月1日
Published Date 2009/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009362359
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乳癌病理診断の役割を明らかにするために、「乳癌診療において病理診断はなぜ必要か」と自問自答を試みてみた。日ごろ自分が行っている病理診断業務を整理すると大きく三つあり、第一に癌であることの確定診断(裏返すと癌でないことの確定診断)であり、第二にどのような癌であるかの評価(個別化治療を適正に行うために)、第三に治療の評価である。これらはすべて患者のための情報であり、正しく行うことが大切である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009