センチネルノードナビゲーション手術(SNNS)の進歩と展望
色素法とRI法の比較
田嶋 勇介
1
,
山崎 公靖
,
加藤 正典
,
渡辺 誠
,
沢田 晃暢
,
草野 満夫
1昭和大学 一般・消化器外科
キーワード:
Indocyanine Green
,
胃腫瘍
,
リンパ行性転移
,
食道腫瘍
,
大腸腫瘍
,
Technetium Tc 99m Phytate
,
Technetium Tc 99m Tin Colloid
,
センチネルリンパ節
Keyword:
Sentinel Lymph Node
,
Esophageal Neoplasms
,
Indocyanine Green
,
Lymphatic Metastasis
,
Stomach Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Technetium Phytate
,
Technetium Tc 99m Tin Colloid
pp.375-381
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008152813
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
センチネルリンパ節(SN)mappingの方法は大きく色素法とradioisotope(RI)法に分類される。色素法には、安価・簡便・視認可能などの利点、観察時間が制約される・深部観察が困難・技術的習熟が必要などの欠点があげられる。RI法には、長時間観察が可能・定量的・客観的・視野外や深部組織内でも観察可能などの利点、高価・煩雑・設備が必要・shine through effectなどの欠点があげられる。SN mappingを行う際には、トレーサーの特徴をよく理解したうえで、標的臓器や目的に応じた適切な方法を選択・実施することが重要と考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008