センチネルノードナビゲーション手術(SNNS)の進歩と展望
センチネルリンパ節の術中転移診断と微小転移
藤原 義之
1
,
土岐 祐一郎
,
瀧口 修司
,
宮田 博志
,
山崎 誠
,
門田 守人
1大阪大学 大学院消化器外科
キーワード:
胃腫瘍
,
リンパ行性転移
,
食道腫瘍
,
大腸腫瘍
,
胆道腫瘍
,
乳房腫瘍
,
肺腫瘍
,
免疫組織化学
,
外科診断
,
RT-PCR法
,
遺伝学的検査
,
微小転移
,
TNM分類
,
センチネルリンパ節
Keyword:
Sentinel Lymph Node
,
Biliary Tract Neoplasms
,
Breast Neoplasms
,
Diagnostic Techniques, Surgical
,
Esophageal Neoplasms
,
Genetic Testing
,
Immunohistochemistry
,
Lung Neoplasms
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Staging
,
Stomach Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Reverse Transcriptase Polymerase Chain Reaction
,
Neoplasm Micrometastasis
pp.382-388
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008152814
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
センチネルリンパ節(SN)の概念が提唱され検証がはじまってから15年以上が経過し、乳癌、メラノーマなどの一部の疾患では大規模な臨床試験が行われるとともに、その臨床応用も開始されているのが現状である。わが国においては、SNの転移診断は欧米においての正確なstagingのためのSN診断とは異なり、主に術中診断により、縮小手術を選択できるかどうかを目的として行われることが多い。よって、正確な術中転移診断の開発は必須であり、さらに微小転移の取扱いの問題もあり、種々の診断法の検証が行われているのが現状である。本稿では、この現状について解説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2008