日常しばしば遭遇する非上皮性腫瘍
消化器系臓器原発の非上皮性腫瘍 悪性リンパ腫・MALTリンパ腫 概念の変遷と診断・治療 胃の悪性リンパ腫・MALTリンパ腫
徳永 正則
1
,
比企 直樹
,
山口 俊晴
,
福永 哲
,
大山 繁和
,
山田 和彦
,
斉浦 明夫
,
佐野 武
1癌研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
胃腫瘍
,
腫瘍多剤併用療法
,
消化管出血
,
リンパ腫-B細胞性
,
リンパ腫-びまん性大細胞型B細胞性
,
リンパ腫-辺縁帯B細胞性
,
Rituximab
,
胃穿孔
,
除菌療法
,
放射線化学療法
,
CHOP Protocol
Keyword:
Rituximab
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Stomach Neoplasms
,
Lymphoma, B-Cell
,
Lymphoma, Large B-Cell, Diffuse
,
Lymphoma, B-Cell, Marginal Zone
,
Chemoradiotherapy
,
VAP-cyclo Protocol
pp.1159-1162
発行日 2008年11月1日
Published Date 2008/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008377201
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胃悪性リンパ腫は、MALTリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)が大部分を占める。MALTリンパ腫に対してはHelicobacter pylori除菌が、DLBCLに対しては、R-CHOP、放射線療法を中心とした非外科的治療が標準治療となりつつあり、外科的切除が適応となる場面は激減した。しかし、化学療法中の穿孔症例など、胃切除が必要となる症例もあり、本稿ではそれらの胃悪性リンパ腫における外科的治療を中心に概説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2008