特集 慢性便秘症診療の最前線
病態と診断 病態生理と検査
金澤 素
1
,
福土 審
1東北大学 大学院医学系研究科心療内科学分野
キーワード:
筋電図
,
肛門部
,
触診
,
消化器系診断
,
腹部X線診断
,
便秘
,
放射性核種イメージング
,
臨床検査
,
排便造影
,
検便
,
カプセル内視鏡法
,
病態生理
,
放射線不透過
Keyword:
Clinical Laboratory Techniques
,
Defecography
,
Anal Canal
,
Constipation
,
Palpation
,
Electromyography
,
Diagnostic Techniques, Digestive System
,
Radionuclide Imaging
,
Radiography, Abdominal
,
Capsule Endoscopy
pp.21-27
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022096546
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<Headline>1 慢性便秘症の治療戦略を考慮するにあたり、病因・病態に基づいたタイプ別に分類することが有益である。2 原発性慢性便秘症では、大腸通過時間の遅延の有無と便排出異常の有無によって「大腸通過遅延型」「大腸通過正常型」「便排出障害型」に病型分類できる。3 X線不透過マーカー法、シンチグラフィー法、無線内圧カプセル法などを用いて大腸通過遅延の有無を、排便造影検査、肛門筋電図検査、直腸肛門内圧検査、直腸バルーン排出検査などを用いて便排出障害の有無を客観的に評価できる。
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