最新 血管疾患の診断・治療
治療 末梢バイパス術における吻合法の工夫
松本 春信
1
,
佐藤 紀
1埼玉医科大学総合医療センター 血管外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
下肢
,
虚血
,
血管外科
,
膝窩動脈
,
吻合術
,
動脈切開
Keyword:
Anastomosis, Surgical
,
Ischemia
,
Medical Illustration
,
Popliteal Artery
,
Vascular Surgical Procedures
,
Lower Extremity
pp.1278-1283
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007028372
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糖尿病の増加に伴い、重症虚血肢に対する末梢バイパスの占める割合も増えている。以前は成績不良とされた膝下膝窩動脈以下の血行再建も、病態の的確な把握、ターゲットとなる宿主動脈の確実な露出、狭窄をつくらない確実な吻合などの工夫を行えば、グラフトの長期開存および高い救肢率が期待できる。本稿では、nondissection methodを中心に、末梢バイパスの実際とその留意点につき述べることとする。
©Nankodo Co., Ltd., 2006