PAD(末梢動脈疾患)フットケアを救肢・救命につなげるために必要な知識
(第9章)侵襲的治療 血管内治療
大澤 沙由理
1
,
寺師 浩人
1神戸大学 大学院医学研究科形成外科学
キーワード:
下肢
,
虚血
,
血液透析
,
バルーン血管形成術
,
膝窩動脈
,
腎不全-慢性
,
ステント
,
大腿動脈
,
大動脈
,
腸骨動脈
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Aorta
,
Angioplasty, Balloon
,
Femoral Artery
,
Kidney Failure, Chronic
,
Ischemia
,
Iliac Artery
,
Renal Dialysis
,
Popliteal Artery
,
Stents
,
Lower Extremity
,
Peripheral Arterial Disease
pp.937-944
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015274204
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<Point>足趾潰瘍・壊疽を伴う重症下肢虚血の場合、潰瘍の治癒・救肢のためには血行再建術が必須である。下肢動脈閉塞に対する血管内治療にはバルーンによるものとステントによるものがあり、いずれの方法がよいかは領域によって異なる。重症下肢虚血に対する血行再建はangiosomeコンセプトに基づいたものでなければ創部の治癒・救肢が望めない。膝下領域に対する血管内治療は慢性期開存率に問題も残っており、バイパス術の検討も含めて症例ごとに適切な治療法を適切な時期に選択する必要がある。
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