発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006231521
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59歳男.膵頭部癌に対する手術既往があり,外来での経過観察中に左下枝の腫脹が出現し,整形外科を受診した.その際に腹部大動脈周囲リンパ節の多発性腫脹及び肝S5に転移を認めた.MRIにて左前頸骨筋内に腫瘍を認め,シンチグラムで左下腿部の腫脹と一致して集積を認め,悪性腫瘍を疑って生検を行ったところ,病理組織学的所見は膵癌の転移であった.化学療法を行ったが,約1年で死亡し,病理解剖は実施できなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2006