発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006118295
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肺癌診療ガイドラインは,「EBMの手法による肺癌の診療ガイドライン策定に関する研究」研究班(藤村重文班長)によって作成された「EBMの手法による肺癌診療ガイドライン(2003年版)」をもとに,日本肺癌学会により小改訂作業が行われて2005年11月に新版が発刊された.遠隔転移をもたない非小細胞肺癌の治療は外科治療の可否が臨床的に重要な点であり,手術は依然局所療法としてもっとも的確な治療効果を期待されている.今回の改訂では,外科手術の適応あるいは手技に関する記載に変更はなかったが,完全切除例に対する術後補助化学療法の推奨グレードが「C」から「B」に変更された.比較的早期の病期においても手術後に補助化学療法の利益・不利益を説明する必要が出てきた
©Nankodo Co., Ltd., 2006