発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006078600
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食道癌に対し胸腔鏡下リンパ節郭清を行うにあたっては根治性が低下してはならない.胸腔鏡下手術の適応はT1b~T3,広範囲な胸膜癒着がない,右肺虚脱分離換気が可能な症例で,われわれは抗癌治療施行例は適応外としている.正確な郭清には縦隔の十分な展開と拡大視による微細解剖の確認が不可欠である.また,繊細な操作が可能な器具の工夫も重要である.胸腔鏡手術による胸壁損傷の軽減は呼吸機能温存,肺合併症軽減,QOL向上に寄与した
©Nankodo Co., Ltd., 2005