体腔鏡下上部消化管手術 体腔鏡下食道癌手術 体腔鏡下食道癌手術
側臥位でのリンパ節郭清
大杉 治司
1
,
李 栄柱
,
岸田 哲
1大阪市立大学 消化器外科
キーワード:
胸腔鏡法
,
食道
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
反回神経
,
リンパ節郭清
,
手術時体位
,
アブレーション技術
,
側臥位
Keyword:
Esophageal Neoplasms
,
Esophagus
,
Lymph Node Excision
,
Recurrent Laryngeal Nerve
,
Thoracoscopy
,
Esophagectomy
,
Ablation Techniques
pp.745-752
発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015275218
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食道癌根治術の約30%が胸腔鏡で行われている.近年ではsolo-surgeryとして行える腹臥位が普及しているが,われわれは通常開胸と同じ解剖学的位置関係で施行できる左側臥位で行っている.鏡視下手術では触覚に劣る反面,カメラ近接による拡大視によって微細解剖を明らかとし,正しい解剖層に沿って剥離,郭清ができる利点がある.解剖層を正しく保つ剥離が低侵襲にも寄与する.適応を遵守し安全で精度の落ちない郭清を心がけることが肝要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015