発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006012457
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慢性肝障害を有する患者は侵襲に対する予備能が低く,手術管理には注意が必要である.術前は肝予備能を的確に判断し予備能に応じた術式を選択することが重要である.活動性肝炎の処置,利尿薬の投与,栄養管理や凝固能の補正を行うとともに,糖尿病,消化性潰瘍や食道静脈瘤などの合併症を精査しておく.術後はややドライサイドに管理しつつ肝や腎の血流を保ち,また十分なカロリーを投与して異化の亢進を抑制し,経口摂取をできるだけ早く再開する
©Nankodo Co., Ltd., 2005