発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005187620
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肝門部胆管癌に対する拡大半肝切除は根治性が高い標準術式として広く行われるようになった.右優位型には拡大右肝切除,左優位型には拡大左肝切除が妥当であるが,左右均等型の肝門部胆管癌には肝門部の解剖学的位置関係から拡大右肝切除が第一選択となる.一方,黄疸症例が多く,とくに拡大右肝切除は大量肝切除となるため術後肝不全のリスクが高い.安全に施行するためには切除術式を念頭に置いた術前減黄処置と門脈枝塞栓術を含む治療戦略が必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005