発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005078090
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肝不全の中でも,非代償性肝硬変などで病悩期間が長い患者は腎機能障害を合併していることが多く,移植後の死亡率に大きく影響する.術前に腎機能を改善させておくことが重要である.術後は,著明なナトリウム貯留傾向に加え,免疫抑制薬をはじめとした各種薬剤による腎障害も加わり,乏尿,無尿に苦渋することが多い.一般術後管理と異なり,術後早期から積極的に利尿薬を使用して尿量維持に努めることがポイントである
©Nankodo Co., Ltd., 2004