発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005062883
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右外側領域グラフト手術は門脈,動脈,胆管を2次分枝のレベルで正確に切離する必要があること,right portal fissureに沿った肝離断面が他のドナー術式に比べて広くなること,またレシピエント側では2次分枝という細い脈管の再建が必要となるなど,技術的には生体肝移植手術の中でもっとも難易度が高い.Makuuchi,Sugawaraらの世界初の成功例以降,一部の施設で症例を慎重に選択しながら施行されており,右肝グラフトをできるだけ避けるための方策として有用である
©Nankodo Co., Ltd., 2004