発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005062882
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右葉グラフトを用いた生体肝移植は世界的にみても過小グラフトの諸問題を解消するための標準術式となってきた.一方,ドナーの安全性確保がみなおされるとともに,中肝静脈を含まない右葉グラフトにおける前区域うっ血の問題やこれを解決すべく中肝静脈を含めた拡大右葉グラフトの有用性について議論が行われている.そこで,著者らによる右葉ドナー手術成績やドナー残肝ならびにレシピエントにおけるグラフト肝の再生に関する成績を紹介し,右葉ドナー選択基準について概説した
©Nankodo Co., Ltd., 2004