発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002018595
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乳癌に対するセンチネルリンパ節生検は,正確な病期診断とQOLの改善の両方を実現しうる診断法として注目されている.多くの腋窩リンパ節を通常の病理組織検索するよりも,1,2個のセンチネルリンパ節を詳細に調べる方がより確実に微小転移を検出できるとする報告も多い.また最近,乳癌腋窩リンパ節の微小転移は予後に影響するとの報告が相次ぎ,センチネルリンパ節の微小転移検索の早急な臨床導入が期待される.しかし,その検索方法に関してはまだ統一された方法がなく,どのような方法でどこまで検索すれば,臨床上最も有意義であり,かつ経済効率がよいかは今後の検討を待たねばならない
©Nankodo Co., Ltd., 2001