発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004197360
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大腸癌の治療は,癌の根治性を目指した拡大手術から術後QOL向上を目指した治療へと大きく流れをかえた.特に直腸癌の外科的治療は,機能温存ならびに機能再建へとすすんでおり,機能温存の観点からは,直腸癌に対する神経温存術が普及している.しかし,癌の根治性の面では問題が残っている.又,排便機能を温存するための工夫もなされており,機能再建の観点からは肛門再建術が検討されている.このように,大腸癌の外科的治療では機能温存と機能再建の確立が今後の課題といえる
©Nankodo Co., Ltd., 2004