発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2018005471
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2009年12月~2016年10月に行った棘突起縦割法頸椎椎弓形成術228例(男性157例、女性71例、平均65.5歳)を対象に、頸椎椎弓形成術クリニカルパス運用上の問題点および解決策について検討した。術後在院日数が2週間を超える頸椎椎弓形成術では術前併存症のコントロールおよび患者の心理的因子の配慮が重要と思われた。メンタルモデル共有は円滑な周術期医療に必須で、患者用パスを通した医療者・患者のコミュニケーションはその形成に有益と思われた。患者用パスの有効活用で平均術後在院日数は減少し、患者の不安による術後在院日数の負のバリアンスは減少した。
©Nankodo Co., Ltd., 2017