発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005074444
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大腸切除術は大腸癌に対するもっとも確実な治療法として確立され,手術手技および麻酔技術の向上により安全に行われるようになってきた.SSIは感染性合併症の一つで,入院期間が延長することから医療経済的にも問題となる合併症であり,大腸切除術の20~30%に起るとされている.術前抗生物質の投与,術前腸管処置の臨床的有用性はいまだ議論がある問題である.また,近年の腹腔鏡下大腸手術により低侵襲手術が可能になったが,創感染を含めて術後感染を予防する研究が今後必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005