発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004089438
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最も一般的なアプローチの腹部正中切開・開腹での非常に簡便で有効な視野の展開について紹介した.簡単な視野の展開法で,腹部正中切開の視野のよさと後腹膜アプローチのような腸が邪魔にならないという利点が生まれた.又,通常の開創器のみで十分な視野が展開できる,当然腸管が突然出てくるようなことがないので,損傷の危険性がない,腸管が狭い空間にあるため,減圧された状態が術中最後まで維持できる,助手が術野の展開に殆ど関与しなくてもよいなどの利点がある.しかし,破裂による緊急手術の場合は全て腸管が腹腔内にはいりこまないことがある
©Nankodo Co., Ltd., 2003