発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003141060
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非心臓手術の周術期心疾患合併症回避の要点は,術前併存疾患としての心疾患の発見とその重症度の評価が第一である.更に,日常生活の活動度から患者の手術耐容能を推定し,予定されている非心臓手術のリスクからさらなる非侵襲的検査や冠血管造影の適応が決定される.冠疾患併存例では,術前に冠動脈インターベンションやバイパス術(CABG)を要することがある.周術期の心疾患対策について,ACC/AHAガイドラインを中心に概説すると共に,心疾患のスクリーニングへの血液検査の導入についても解説した
©Nankodo Co., Ltd., 2002